![]() |
[KOMIL:KOtaro's Miscellaneous
Information Laboratory] Copyright (C) Kotaro Iseki (1996〜2022). All rights reserved |
こたろう博物学研究所
探訪記録: ワシが「近場探検」を始めたワケ |
【トップページに戻る】【インデックスに戻る】 |
ワシが「近場探検」に興味を持ち、調査・研究を始めたのも、ほんの些細なことがきっかけじゃった。
平成4年(1992年)当時、ワシは松山市の西のほうにある某会社に勤めており、空港通り沿いの社宅に住んでおったんじゃ。ちょうどその年に社宅自治会の広報委員に選ばれてなぁ、ほして同時に地区の広報委員を務めることになったんよ。
この「まつやま」という小誌は、それまでチリガミ交換用、もしくは油揚げの油紙用としてしか使ったことがなかったんじゃが、自分で配り始めると些か愛着というもんが湧いてきて、真剣に目を通すようになったんよ。
観光旅行で海外へ出向くのが当たり前のご時勢となっとるが、ワシは自慢じゃないけんど一度たりとも海外なんぞへ行ったことのない、非常に行動範囲・テリトリの狭い人間じゃ。
日曜日になると子供たちを連れて松山市内のほうぼうへ車を走らせた。子供らはその辺で遊ばせとって、ワシはそこにあるモノ、説明書き立看板の内容、石碑の文面等、とにかく観察してメモ帳に書き貯めていくようにした。
「こんな趣味を持ってます」なんて語ると「じじ臭い奴やで...」とヒトは言う。全くその通りかもしれん。じゃけどなぁ、考えてみると、遅かれ早かれワシらもいつかはジジイになるんじゃし、神社や寺に興味を持つ時が来るかもしれん。
斯くしてワシは「にわか市内探検家、地方研究学者」となったのである。 |
ご意見・ご感想は