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愛南町
(旧・一本松町)

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伊豫の隅々インデックス

カテゴリ別インデックス

市町村概要


キャッチフレーズ
(1).「花と夢咲く県境のまち−一本松町」
(2).「明るく豊かで住み良い町づくり うるおいと活力あるまちづくり」
(3).「あけぼの湯けむり花つつじ心ふれあう一本松」

町の花 町の木 町の花木 町の鳥
ヤマザクラ

特産物

沿革
平成16年(2004)10月1日、愛媛県南宇和郡内海村・御荘町・城辺町・一本松町・西海町が合併して愛南町を発足した。

地名
町名由来:明治初年まで町の中央に大きな一本の松の木があった。

正木村・増田村・小山村・中之川村・満倉村
 
大字
正木→愛南町正木
増田→愛南町増田
小山→愛南町小山
中川→愛南町中川
広見→愛南町広見
満倉→愛南町満倉
満倉の一部→愛南町上大道
増田・広見・中川の一部→愛南町一本松


文化財
蕨岡家住宅【一本松町正木】
・国登録有形文化財(平成14年答申)
・明治33年(1900)の建造物。
 
主屋
・木造二階建。
長屋門
土蔵

井村家住宅【一本松町小山】
・国登録有形文化財(平成14年答申)
・昭和13年(1935)の建築物。
 
主屋
・木造一部二階建。

増田花とり踊り【一本松町増田 安養寺】
・県指定無形民俗文化財[昭和42年指定](記録されるべき民俗文化財[文化庁])
・旧暦7月11日に行われる。
※2004年度 8/27に実施
・約400年の歴史を持つ。
高山尊神(高山さま)の祭礼日に安養寺の境内で行われる。
・安養寺に祀られた高山尊神への奉納、イノシシ退治で犠牲になったちよぼし・弥三郎兄弟の供養、地区の安全祈願を目的にしているとされる。
・採物踊りの一種。手に刀や鎌を持って踊る。
・太鼓一、鉦三の演奏で、8人の踊り手が太刀、鎌、青竹などを打ち合わせて踊る。
・注連縄で囲まれた境内の踊り場に、藍染めの浴衣に襷(たすき)掛けで、黄色い鉢巻を締めた8人の踊り手が、太鼓や鉦の音にあわせて「エイ、ヤー」と掛け声をあげながら、太刀や鎌を振り回し手踊る。
→See.「太刀・カマ振るい勇壮はなとり踊り」、愛媛新聞、平成16年8月27日
→See.「400年の歴史 太刀の舞 愛南・増田地区 勇壮『はなとり踊り』」、愛媛新聞、平成17年8月16日

正木花とり踊り【一本松町正木 歓喜光寺】
・県指定無形民俗文化財(平成12年4月18日指定)
・旧暦10月18日の篠川権現の祭礼日に、正木権現堂前・旧庄屋蕨岡家・歓喜光寺3箇所で行われる。
※2004年度 11/29に実施
・採物(とりもの)踊りの一種で、10m四方に張った注連縄の中で12人の踊り手が太刀踊りを披露する。
・「ヘットン踊り」「ヘット踊り」とも呼ばれる。
・採り物踊りの一種。手に刀や鎌を持って踊る。
・昔、花賀という凶賊を討ち、その祟りを恐れ、供養のために始めたので「ハナガ踊り」といい、後に転じて「花取り踊り」になったという。
・昔、正木に花賀という悪人がいて、村人を困らせていた。困った村人は踊りにことよせて、花賀をおびき出し、殺してしまった。それ以来、この村に火事や悪病が続々と起こるようになった。どうしたことかと祈祷師に拝んでもらったところ、殺した花賀の祟りだとわかり、篠山に十一面観音を祀り、篠山権現の祭りの日に花取り踊りを行い、花賀の霊を慰めたという。

三間町の花取り踊りは「歯長城主」の供養、ここ歓喜光寺の花取り踊りは「花賀」であり、同じ「ハナガ供養」の伝説に基づくあたり、ルーツは一緒かもしれんね。

・山伏の芸能が変化した念仏踊り。
・踊りの日が近付くと、身を清めるために精進料理を食べる。当日朝には水垢離をする。
・銅の鎧に陣羽織、赤い鉢巻の装束を身に纏い、踊り手12人が輪になって「エイ、ヤー」と掛け声をあげながら刀や鎌を振り回して踊る。
→See.「古式ゆかしく優美な舞〜愛南町・正木地区『花とり踊り』」、愛媛新聞、平成16年11月30日

常宝寺十一面観音立像【一本松町中川 常宝寺】
・町指定文化財[彫刻]

日光・月光菩薩ならびに十二神将像【一本松町広見 法眼寺】
・町指定文化財[彫刻]

予州篠山観世音寺鰐口【一本松町正木 歓喜光寺】
・町指定文化財[高原]

有栖川宮熾仁親王染筆【一本松町増田 郷土資料館】
・町指定文化財[書籍]

松尾峠の境界石標【一本松町小山 松尾峠】
・町指定文化財[史跡]
・宇和島藩の石標(貞享4年)と、土佐藩の石標(貞享5年)の2基。

小山(こやま)御番所(ごばんしょう)井戸【一本松町小山 本村 吉村家】
・町指定文化財[史跡]
・宇和島藩の藩境御番所跡にある井戸。

正木花とり踊り【一本松町正木 歓喜光寺】
・町指定無形民俗文化財
・旧暦10月18日に行われる。

赤松家の南天【一本松町小山 赤松家】
・町指定文化財[天然記念物]

戸たてずの楠【一本松町正木 蕨岡家】
・町指定文化財[天然記念物]

篠山山頂自然林【一本松町 篠山神社】
・町指定文化財[天然記念物]



城址
猿越城跡【一本松町増田/広見】
板尾城ともいう。
・「猿越城(一本松町猿越)。予土国境にある山城で、勧修寺氏の枝城。天正11年土佐郡は謀略をもって一兵も損せず陥れ、御庄郷攻略の端緒をなした」(「史伝の人とその周辺〜伊豫の巻」、高橋紅六、くれない書房、昭和42年12月20日(3版))
→See.「都道府県別 日本の中世城館調査報告書集成 第19巻 四国地方の中世城館 愛媛・高知」、東洋書林

ムソノ城【一本松町】
・土佐勢の動きを見張るための番城として築かれた。
・篠山小学校の近くの小高い山の上にある。
・土塁・井戸跡が残っている。

武唐ノ城【一本松町正木】→ムソノ城?
※「史伝の人とその周辺〜伊豫の巻」では、峠城の別名と記している。

峠ノ城【一本松町正木】
・「正木村に在り。御庄殿の番城なり。」(伊豫温故録)
・「峠城(一本松町正木)。予土国境の番城で、勧修寺氏の最前衛をなしたが、天正11年落城。武唐城とも呼ばれた。」(「史伝の人とその周辺〜伊豫の巻」、高橋紅六、くれない書房、昭和42年12月20日(3版))



遺跡
茶堂遺跡(ちゃどういせき)【一本松町】
 ・中川隧道から約200m進んだところの右手の台地上にある縄文時代の遺跡。
・昭和41年(1966)に猪石広明氏により発見された。
・縄文早期から晩期に至る土器が発掘され、その一部は一本松町歴史民俗資料館に展示されている。

広見遺跡【一本松町】
・縄文時代の遺跡。



古墳


跡地


安養寺【一本松町増田】→愛南町増田2648(増田中組)
1998/10/9
・この寺には、本堂の中に珍しく高山尊神という神様がまつってある。
 
増田花取踊り
・旧暦7月11日の祭礼の日に行われる奉納行事。約400年前から続いているという古式ゆかしいものである。
・県指定無形民俗文化財
ちよぼし弥三郎兄弟
高山さまとは?(諸説)
@安養寺開基の高山道清
A天台座主覚しゅ親王
B戦国武将松尾津之輔

歓喜光寺【一本松町正木】→愛南町正木1468
1998/10/9
花取踊り
戸たてずのクスの木
戸たてずの庄屋

常宝寺【一本松町中川】→愛南町中川1716
 
十一面観音立像

善林寺【一本松町満倉】→愛南町満倉

法眼寺【一本松町広見】→愛南町広見2466


神社
出雲大社【一本松町増田】
・一本松中学校南に鎮座する。

大宮神社【一本松町満倉】

黄幡神社【一本松町正木】

熊野神社【一本松町中川】

篠山神社【一本松町】
1998/10/9
 
篠山神社一の鳥居【一本松町広見駄馬(札掛)】
篠山神社二の鳥居【一本松町正木御在所】 

篠川権現【一本松町】

天神社【一本松町満倉】

日枝神社【一本松町広見】

正木権現堂【一本松町】

若宮神社【一本松町増田】
1998/10/9


お堂



地蔵
見合い地蔵【一本松町正木】
・昔、川を超えるのに丸木橋1本だけしか許されず、これを渡るには非常に危険があったので、双方で譲り合い、通行人の安全を守るために建てられたという。




篠山【一本松町/津島町】
1998/10/9
・標高1,065m(1064.6m)。
・足摺宇和海国立公園
・4月下旬〜5月上旬にはアケボノツツジが咲き乱れる。アケボノツツジは山頂付近に3,000本近く群生しており、樹齢100年を越える老木も多い。
・5月上旬〜5月中旬にはシャクナゲの花が見られる。
・山頂付近にはミヤコザサが生い茂り、その中に樹齢300〜600年の老巨木が立ち並ぶ。
・山頂からの展望は素晴らしく、東に重畳する四国山脈をはじめ、宇和海や沖ノ島、遠く九州の山々も望むことができる。
篠山神社
・篠山三所権現ともいう。
・本地仏は十一面観世音菩薩。
・「正木村篠山に在り。一に笹山とも書す。開山は用明天皇の御宇のよし。中絶あり。其の後光孝天皇御宇より又た繁昌せり。伊弉冊尊・速玉之男命・事牌之男命を祭る。往古正木村庄屋の先祖、其の庭へ小祠を建て祭る。後佛ノ峠へ遷し、一ノ王子へ迂す。其後今の篠山絶頂へ遷座す。登山の道は篠山の腰を引廻す。此道より上を蓮花座といふ。頂上に矢筈池あり。麓に祓川とて垢離取川あり。但三所より参詣道ありていづれも祓川あり。絶頂には権現堂天狗堂鐘撞堂遍路屋観音寺あり。本尊観音は行基作のよし。脇立不動の書付に應仁3巳丑6下月18日赤岸山興禅寺住持宗■(*1)とあり。万治2年宇和島高知両藩民此山の界を論し幕府に訴へ、老職の判決を以て此社より8町四方を間地とし両藩をして共に管轄せしめ■を以て社殿の修繕をすることとなりしが、明治6年10月28日、愛媛高知両県相議して山頂より北方を土佐国とし山頂より東南西三方を伊豫国と定めたり。」(伊豫温故録)
(*1)■=[言念]
・「篠山権現 土佐の国界に在り。.....」(愛媛面影)
 
不入森(いらずのもり)
・篠山の西。標高 1043m。
藤ヶ駄馬 
篠山荘
・標高 790mのところにある。
篠山信仰
矢筈の池
神仏習合時代の僧の墓
経塚
お籠り堂
天狗堂跡
権現堂
・現存せず。
拝殿
・現存せず。
観世音寺
・現存せず。
一の王子堂
・現存せず。
水場(地蔵二体)
蓮華(れげ)の座(蓮花座)
・周囲2kmの原始林。
篠山(西側斜面)のハリモミ純林
県三大天然林
 →石鎚山のシコクシラベ、大野ヶ原のブナ純林
シシの踊り場
・ここでいう「シシ」は獅子ではなく、鹿を指すのだという。

三森【一本松町/城辺町】
・標高866.7m

羽子山【一本松町/城辺町】
・標高730m

浅尻山【一本松町/城辺町】
・標高644m

大平山【一本松町】
・標高393.1m

瀬戸黒森【一本松町/津島町】
・標高976.4m


鉱山

川・渓谷
篠川【一本松町】
・篠川上流には幾つかの滝がある。
・国道56号線を南へ進み、県境から左に折れて、県道篠山公園線を進めばよい。

板の川【一本松町】

藤ヶ駄馬渓谷【一本松町】



虹ヶ滝
1998/10/9
・落差22m
・「県立自然公園篠山にあり、高さ20m、幅10m、篠山にある滝の中では一番小さいが、水量は多く、自動車道が全線開通すれば、白滝とともに人々の目を楽しませてくれる」(愛媛の観光)

白滝
1998/10/9
 ・落差50m
・「県立自然公園篠山にあり、高さ45m、幅20m、水量は少なく傾斜の岩壁を流れ落ちている。自然林の中には野猿が生息し、渓谷美はすばらしい」(愛媛の観光)

松ヶ滝
・落差127m
・「県立自然公園篠山にあり、高さ40m、幅15m、水量が多く静寂の密林に、飛瀑の轟々たる音がとどろき壮絶である。藤ヶ駄馬渓谷より右に渓谷沿いに舗道約2kmで滝に出る。更に歩道を登ると篠山荘に出られる」(愛媛の観光)


ダム


 
 
 

風景

洞窟・鍾乳洞

樹木
一本松【一本松町広見】
・遍路道筋にある。
・昭和23年に伐採された。当時の推定樹齢は300年以上。高さ25m、根周り11mであった。
・2001年1月の集落排水工事において、直径約4mの根株が発見された。2004年8月、この根株の保存舎が完成した。
・「一本松」の町名の由来譚の中に、「村の中央に松の巨木があった」などの説があり、この松もその一説とされる。
→See.「現町名いつまでも ”由来の根株保存舎できた”」、愛媛新聞、2004年9月30日

蕨岡家の大楠(戸たてずの楠)【一本松町正木】
1998/10/9
・樹齢1,000年と言われ、その枝の一本一本に天狗が住んでいるという。
→See.「町並み村並み-64- 蕨岡家住宅と大クス(一本松町)」、愛媛新聞、平成15年2月4日

赤松家の南天【一本松町小山 坂石 赤松家】








松尾峠【一本松町小山/高知県宿毛市】
・四国のみち(昭和58年 愛媛県)
・昭和10年(1935)に宿毛−一本松間の道路が開通するまで、この峠は宇和島から宿毛に至る旧街道の幹線道であった。
・標高 340m。
・眼下には宿毛湾が見渡せる。
旧国境碑(宿毛街道)
・愛媛県側には『従是西伊豫國宇和島藩支配地』(貞享4年(1687)建立)、高知県川には『従是東土佐國』(貞享5年(1688)建立)の標石が建っている。
藤原純友の城跡
・旧国境碑が建っているところから約100m西にある。
藤原純友は、承平6年(936)の乱に敗れて九州に逃げ延び、妻はこの城で狂死したという。
・城跡には展望台があり、宿毛湾や遥か沖の沖の島鵜来島(うぐるじま)を眺めることができる。 
大師堂跡
・高知県側にある。
松尾坂
平松の大樹




公園

祭り

イベント
増田花とり踊り【一本松町増田】
・旧暦7月11日に行われる。

夏祭り(輪抜け祭り)【一本松町 一本松大社】
・7月21日に行われる。
・明治37年に始まったといわれ、参詣者は「ちがや」の束で作られた大きな輪をくぐって神殿に入り、神官から家内安全、五穀豊穣などのお祓いを受ける。

あけぼのサマーフェスティバル【一本松町 あけぼのグラウンド】
・8月16日に行われる。
・平成元年から始まった。

南予かぼちゃ祭り【一本松町中川】

「県境篠山騒動」どろんこサッカー大会【一本松町正木/徳田】
・9月最終日曜日に正木・篠山クラブ主催で篠山小学校横の泥田にて行われる。
・平成3年度より始まったイベントで、町内外から30数チームの参加がある。

正木花とり踊り【一本松町 歓喜光寺】
・旧暦10月18日に行われる。

篠山祭(旧暦10月18日)

かかし祭り【一本松町中川】

秋祭り【一本松町】
・11月3日に行われる。
・各地で牛鬼や獅子舞、唐獅子が演じられる。


施設
あけぼのリフレッシュゾーン【一本松町】
 
一本松温泉「あけぼの荘」
・入浴料金:大人210円、小人130円
・宿泊料金:大人3000〜5000円、小人2500〜4000円
・川湯冷泉を引湯した温泉センター。プール、テニスコート、宿泊施設、宴会場も兼ね揃えている。
・アルカリ性冷鉱泉。神経痛、筋肉痛に効能がある。
郷土資料館
物産販売所「フレッシュ一本松」【一本松町増田5470】
1998/10/9

一本松町歴史民俗資料館

郷土資料館


学校

温泉
川戸冷泉【一本松町中ノ川】
・「中ノ川村に有り。鉱気を含めり。温めて浴すべし。」(伊予温故録)
・「河渡温泉 一本松町中川、赤木川の河床(中川トンネルの下)から日量500トン自噴するアルカリ泉の冷泉源で、未開発」(愛媛の観光)

伝説
篠山信仰【一本松町正木】
・昔、庄屋蕨岡家の庭の楠に光を放つものがあり、里人は不思議がり気味悪く思っていた。そこへ尼僧のミョウカンが現れ、「あれは権現さんなので信仰しなさい」と教えた。人家に祀るのは恐れ多いということで、最初は仏の峠、次に一の王寺、そして最後に篠山山頂に移した。
 ミョウカンその後、穴に入って入定したが、その時ついていた杖を差したところ、それが根付いて杉の木が成長した。しかし参拝者の線香の火が燃え移り、今は無いという。
 正木の御在所の田の一角にミョウカン入定の場所を示す石碑がある。
・「篠山日参」は大正末期頃迄行われていた。
・6/1〜8/20の間、お札を担いで日参し、家内安全・五穀豊穣を祈願していた。(この旧道を篠往還道といい、今でもなお残っている。)
ちよぼし弥三郎兄弟【一本松町増田 安養寺】
・昔増田に武将の子と言われていた二人の兄弟がいた。村人は兄を弥三郎と呼び、弟をちえ坊主と呼んでいた。兄の弥三郎は、弓の名手で、弟の方は呼び名の通り大人も舌を巻くほどの知恵者であった。
・この兄弟は、里人を困らせている猪退治を思いつき、力を合わせて100匹の猪を退治した。しかし、つくづく殺生の罪を感じ、猪の供養塔建立を思い立ち、毎日川へ行って石を担ぎ、供養塔を建立していた。大願成就という日に、山のような猪が現れ、村人を傷つけた。
兄弟は、村人の困っているのを見るにしのびず、ついに弓矢をとって大猪に立ち向かった。しかし大猪は荒れ狂い、猛然と兄弟に襲いかかり、無惨にも二人の兄弟は、大猪の牙にかかって死んでしまった。
・増田花取り踊りは、命をかけて村人の困っているのを救おうとした、ちよぼし弥三郎兄弟の供養のためと伝えられる。

戸たてずの庄屋【一本松町正木 歓喜光寺】
「一本松町正木の旧庄屋蕨岡家は、古くから篠山権現の加護によって長く富み栄えた家とされ、『戸たてずの庄屋』の名はあまりにも有名である。
 蕨岡家は、大権現の神意によって、暴風雨以外は夜も戸を閉めなかったが、いまだかつて盗難火災にかかったことがなく、人呼んで『戸たてずの庄屋』といった。無理にこの家に押し入ろうとする者があると、敷居をまたぐときからだが硬直して気を失ったという。戸たてずの庄屋の名は、いよいよ近郷近在にひびきわたり、篠山権現に参拝する者は、必ず同家に立ち寄り、戸口の敷居をけずりとって持ち帰り、盗難除けの護符とするのが例となった。そのため蕨岡家では年に三本も敷居を取りかえねばならず、ごていねいにも敷居の側にけずり取り用の斧まで備えていたという。その斧は、今でも蕨岡家の家にそのまま吊してある」(愛媛の観光)

矢筈の池【一本松町正木 篠山】
1998/10/9
・「夜毎に龍馬が出る」というが、その割には余りにも小さすぎる。
・昔この池は海水の満干に合わせて満ち引きしていたが、ある時船頭がやってきて、この池でオムツを洗って以来満干を示さなくなったという伝説がある。(なぜ山頂で船頭がオムツを洗わねばならなかったのか?不条理すぎる....)
・池の周りに生える笹の葉を夜毎に龍馬が訪れて食らうという。この笹の葉を煎じて飲めば腹痛に効く。特に牛馬には効くという。(See.四国アルプス、北川淳一郎)
・「…矢筈池と云うあり、この脇に怪異の石ありて廻りに笹生じおい茂れり、是を服するに多く病を除く、別して馬の煩いに良薬と云い伝う…」(予陽郡郷俚諺集)
・「お篠山では矢筈が境 伊予と土佐とは川境 伊予と土佐との境におれば 土佐ははるばる伊予恋し」(一本松町に残る臼挽き歌)


キャンプ

海水浴

人物

その他
日本一長い学校名【一本松町正木】
「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡一本松町篠山小中学校組合立篠山小学校、篠山中学校」
 ↓市町村合併後(1文字減)
「高知県宿毛市愛媛県南宇和郡愛南町篠山小中学校組合立篠山小学校、篠山中学校」

蛇淵【一本松町増田】

札掛【一本松町 広見駄馬】

藤ヶ駄場【一本松町】

御番所井戸【一本松町】



《References》



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