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図画工作/技術
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ユニット折り紙〜立方体を作る

収集したお菓子の包装紙の整理に関する一考察

2015年1月11日 20:05
ワシの収集癖は知ってる人なら知っている。
色んなモノをとにかく集める。
金をかけずに集めることのできるものは、無価値と思わしきものでも集める。
タバコの空き箱、ビールの空き缶に始まり、観光パンフレット、箸袋、ポストカード、お菓子の包装紙・栞…。
集めるんやけど、整理が行き届かんで、結局貯め放題でゴミの山になる。
とにかく紙の類が多い。薄っぺらい紙でも、気がつけば途方も無い量に膨れ上がってしまっているのだ。

お菓子の包装紙などは、「誰かにプレゼントするときに包むのに役立つ」という実用性を持っている。そう。マイ・コレクションの中でも、価値を有するモノなのだ。

と、言い訳がましい事を言ってみるものの、今までにプレゼントをお菓子の包装紙で包んだことなど一度もない。大切な相手に、お菓子の包装紙などプレゼントを包んで渡すなど、失礼極まりない。百均に行けば、それ相当の包み紙を安価で購入できる。わざわざお菓子の包装紙など使う必要はない。

ならば、やはり価値がないものなのか…。いいや違う。折り紙に使えるやん!

いやいや、折り紙こそ百均で買やぁいいやん!

あれこれと自問自答を繰り返したが、結論はこうである。
「かさばるだけの包装紙は捨てるに限る」
「ただ闇雲に捨てるのはもったいない。何らかの創作活動を行い、不要部分は捨てる」
「折り紙作品を残す」

ということで、立方体ボックスをせっせとこしらえとるわけですよ。
その一部をコメントを添えて公開しとこわい。
 
万延元年創業・砂糖養助商店(秋田県)の稲庭干饂飩の包装紙を使用。 稲庭干饂飩は生産量希少で、明治半ばまで宮内省以外は一般に食されることがなかった幻のうどんだったそう。細麺でどことなく半田麺っぽい食感。 この饂飩の包装紙で作製すると、落ち着いた和のテイストを醸し出すボックスに仕上がった。
神戸のチョコレート専門店・モンロワールさんの神戸プチフィナンシェの包装紙による作品。 色合いもよく。紙の質感もたまらない。お気に入りの逸品。 因みにモンロワールさんは定期的にお菓子のカタログを郵送してくださっとらい。感謝。
東京・目黒の洋菓子屋さん、OGGI(オッジ)の包装紙による作品。淡い色の二色刷りの包装紙は、心落ち着く作品に仕上がる。
阪神百貨店梅田本店のティサージュ(tissage)の包装紙による作品。 ここのミルフィーユはバラエティ豊富でめちゃ美味い。「ミルフィーユの宝石箱」がおすすめ。 ボックスは極めてシンプルな色合いで、乳牛をイメージさせる仕上がりになった。
上のtissageの「ミルフィーユの宝石箱」の個別包装紙でもボックスを作ってみた。宝石箱の紙で箱を折るというところがポイント。綺羅びやかでこれ自体がひとつの宝石とみなすことができやしないだろうか。
ん……?
結局、性懲りもなくゴミを増やしとるやん!
しかも、平面の紙をわざわざ立体にしてしまい、ますます保管スペースを圧迫してしもてるやんか!

そう。そのようにツッこんで欲しいわけです。
でも心配御無用。この折り紙はユニット式で、6枚のユニットを組み立てる体裁になっとるんで、保管スペースに困ったときは解体すればええんですわ。で、お菓子に関する情報は、箱の中に収納しとけば、必要な情報を紛失することもなく、資料性も保てる。
見て楽しめて、情報整理も兼ねれる、実に合理的な活用法なわけなんやね(^^)
 

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