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こたろう博物館 | 野外活動
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フィールドワーク第1回「季節を感じる伊予市内徘徊の旅」
好天にも恵まれ、非常に有意義な探訪ができました。
・日時:2020年7月20日(月) 13:30〜17:30(移動時間を含む)
・参加人数:2名
・行先:
1.伊予稲荷神社
告知では「当日のお楽しみ」としておりましたが、伊予稲荷神社の土用干祭を見学するのが目的でした。その名の通り、社宝の曝涼(ばくりょう)、いわゆる虫干しを行う祭りで、伊予稲荷神社の五大例祭のうちの一つであるとのこと。今は、旧暦六月末に行う輪越も併せて行っているようで、境内には大きな茅(ちがや)の輪が設置されていました。
まずは、楼門脇に置かれた人形(ひとがた)に住所・名前・年齢を記入し、人形を指先で擦りながら三回息を吹きかけ、身体の無事をお祈り。
次に茅の輪の左側を一回り。続いて右側を一回り。加えて左側を一回り。この所作の間に、必ず拝礼一回を加えるのを忘れないように。
いざ茅の輪を潜ろうとしたとき、ある氏子の方が「茅の輪を潜るときは左足から踏み入れること。それが神様へのマナーやで。鳥居や楼門を潜るときも同じ」と教えてくださいました。なるほど。勉強になりました。おかげ様で、無事、フォーマルな形での輪越しを終えました。
「水無月の夏越の祓ひする人は千歳の命延ぶといふなり」
きっと、長寿延命のご利益を授かったはずです。穢れも取れたはずです。
14:00から神事が執り行われるので、それを外から見学させてもらう計画でしたが、拝殿内に座らせていただき、神事に参加。玉串奉奠までさせていただきました。
しかし冷静に考えますと、その御作法をまったく理解していないことにふと気づきました。失礼な仕草になっちゃマズい。ヒヤヒヤしておりましたが、見様見真似で何とか無難に終えることができました。
@一般出席者に一礼→氏子の皆さんに一礼→神官達に一礼
A神官に一礼→玉串を頂戴する→神官に一礼
B本殿前に置かれた台の前で跪いて玉串を差し出して一礼→玉串を180度転換して台の上へ
C跪いたまま二礼二拍一礼
D立ち上がって、拝殿まで戻り、@の逆の順で一礼
といったとこですかね。他の神社でも同じ方法かどうかは定かではありませんが。
写真を撮りながら、子細にメモを取りたかったのですが、なにせ神事なもんで、そこはぐっと自制せねばなりませんよね。
神事は一時間半に及び執り行われました。その後もオカリナコンサートが続いて行われましたが、我々はフィールドワークに移らねばならぬということで、境内社の久美社・命婦社に参拝し、御朱印をありがたく頂戴し、次なる場所へ移動しました。
2.福田寺
国登録文化財に登録されている本堂・山門・通玄庵を見学。本堂は屋根の中央部が一部崩落し、大変なことになってました。
今回のお題目は「季節を感じる」ですから、枝垂れ梅の実や椿の実などもちゃんと観察しましたよ。
3.谷上山
展望台から伊予市街地・伊予灘を一望。非常に天気に恵まれ、瀬戸内の島々の眺望も抜群でした。
一息つきながら、展望台から見渡せる山々の名前を解説。高縄山、東三方ヶ森、皿ヶ嶺、黒森、障子山、秦皇山、明神山など。いずれは、高縄山巨樹探索行なども実行に移したいものだなと話し合いました。
4.宝珠寺
まずは川中夏吉が建築した本堂を見学。その後、四国霊場・高野山のお砂踏み、西国三十三観音霊場のお砂踏み、そして山門〜境内地の参道沿いに配置された西国三十三観音霊場の石仏を眺めながら森林浴をしましたので、ご利益は与らなくとも、心身のリフレッシュは確実に行えたはずです。
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