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こたろう博物学研究所 カテゴリ別情報庫 伊予の銘菓 |
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愛媛の銘菓達、全員集合!! お菓子に関するネームバリュー考「名物に旨いものなし」とよう言うが、中にはやはり旨いもんもある。土産モンを買うとき、ネームバリューで選ぶんか、味で選ぶんかは人それぞれじゃわい。 「ネームバリュー」はテレビやラジオのCMや番組での紹介でほぼ決まると言っても過言じゃないような気がするわい。
ほうよ、ほうよ。一般小売店で売ってるお菓子(不二家のチョコなど)の中にも時折見かけるんじゃが、何時・何処で開催されとるんかさっぱりわからんようなコンクールなんじゃが、「受賞しました!」と声高らかに謳うとるわいね。 モンドコレクション(Monde Selection/Selection Internationale de Qualite):これって、やっぱり業界ではノーベル賞並みにすごい栄誉と思われとるんやろか? お菓子のパッケージやら栞やらを注意深う眺めてみたら、他にも色々と「賞」があらいねぇ。 これらもよう研究しとかんといかん。 全国菓子大博覧会: 県内の菓子舗の方々へのメッセージこのページに掲載されたお菓子を製造されている菓子舗の皆様、日頃より美味しい御菓子をご提供いただきありがとうございます。断りもなく、勝手に掲載させてもらってますし、失礼な論評を書いている部分もあろうと思いますが、どうぞ一客の戯言と思って許してください。 |
柴田のモナカ
(川之江市 白貴堂) |
土佐藩大名が参勤交代する際、藩の御用達菓子じゃったんと。 |
畑田栗タルト
(新居浜市) |
生柚子の香り。餡子の中に栗が入っとる。
「世界食品コンクール3年連続金賞受賞」っちゅうのが売りよね。 「第31回(1991)モンドセレクション入賞」っちゅう謳い文句もあったわい。 温泉郡重信町、国道11号線沿いの「お菓子館」では、その製作工程を見学することができらい。
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別子飴
(新居浜市 別子飴本舗) |
第22回全国菓子博覧会、名誉総裁賞を受賞しておる。 栞には、「全国菓子大博覧会無鑑査賞受賞」と書いてある。さてどっちが上位の賞なんじゃろう?
ほかにも「優良施設厚生大臣賞受賞」とも記されとる。やっぱり、銘菓には違いない。 素朴な味で美味いんじゃが、歯にひっつくのがたまに傷じゃ。 ・原料:練乳・水飴 |
かきくらべ
(新居浜市又野 永久堂) |
こしあん、白あんの2種類有り。
勇壮な新居浜祭りの存在をアピールするネーミングじゃね。 |
瀬戸の源氏巻
(新居浜市萩生 菓舗蛭子堂) |
全国菓子大博覧会通商産業大臣賞受賞。 |
鬼板せんべい
(西条市 三谷鬼板本舗) |
「伊予名物 元祖 鬼板煎餅
若き貴方も老ひ人も 空手チョップの音高く 先づは召しませ試しませ 人呼びまねく風味薫製り 霊峰石鎚伊予の国 その名も高き土産品 拡がる名声遠くまで 伊予の名物 御愛顧あって末永く 御吹聴こそ願はしき 店主敬白」 第21回全国菓子大博覧会名誉金賞受賞 |
柚餅子[ゆべし]
(西条市) |
西条銘菓。餅米・うるち米に白味噌、白砂糖を入れて、柚子の果汁で練って蒸して作る。 |
鶏卵饅頭
(今治市 一笑堂) |
塩羊羹
(伯方町福助製菓) |
北海道十勝の粒より小豆にグラニュー糖と細寒天を加え、ミネラルを含んだ伯方の塩で上品な味に仕上げている。 |
芋吉まんじゅう
(上浦町) |
江戸中期、国禁を犯し薩摩芋を薩摩国から移入し、享保の大飢饉で飢えに苦しむ島民の命を救った下見吉十郎に因んだお菓子。
サツマイモ風味。 |
芋吉
(上浦町 ポッコ) |
さつまいも風味。 |
一六タルト
(松山市大街道 一六本舗) |
「四国特産の生柚子の香りと最高級の白双糖(氷砂糖)のまろやかさで上品な甘さ。お召し上がりやすいようにスライスしております。」
確かに、会社のお土産で貰うて、事務所ん中で「おすそわけ」してもらうにも、包丁が無いときには悲惨な思いをしてしまうけんねぇ。手でちぎりよったら、大きさはばらばらになるわ、餡子が飛びくり出るわ、「手がねちゃねちゃになる」と騒ぎだすわ、「お前ん、がいに大きいがぁ!じゃんけんで取る順番決めんといかんわい!」と子供の喧嘩みたいな状態になるわで、大変じゃけんね。 じゃけど、一言いわせてもらうなら、わしゃ、南予のほうでよう売られとる、ちょっと小振りで、カステラ部分がしっとりしとるタルトのほうが好きよね。 どうも一六のやつは、パサパサしすぎとるようで、ワシの喉越しという点では難があらい。 タルト(タルトレート)は、今から300年程昔、オランダ船によって長崎に伝来されてきたんじゃと。
【「坊っちゃんとおかしな仲間達」の栞より】
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六時屋タルト
(松山市勝山町) |
六時屋はタルトの老舗。北海道小豆100%の自家製餡を使用しとらい。 | ||||||||||||||||||||
亀井栗タルト
(松山市枝松 亀井製菓) |
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薄墨羊羹
(松山市大街道 中野本舗) |
羊羹の中に散りばめられた小豆が、羊羹を切ったときに何故か花びらに見えらいねぇ。
【薄墨羊羹の栞より】 「薄墨羊羹は由緒ある薄墨桜の色と花の佳香に因んで命名したもので、創業は江戸時代中期と想像されますが、確たる資料によりますと、明治7年中野元三郎が、現在の本店所在地であります松山市大街道1丁目で近代的店舗により創製したものでございます。
薄墨桜
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母恵夢
(松山市) |
「モダンな和菓子」がキャッチフレーズじゃね。
母恵夢 |
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醤油餅
(松山市) |
松山市大街道「もち茂」、松山市枝松「亀井製菓」などが製造・販売しとる。
慶長年間(1596〜1615)、松山藩・久松定勝公が京都伏見にいたとき、旧暦3月の節句に醤油餅を作って家臣に分け与え、子孫繁栄を祈願したのが始まりと言われとらい。 昔は、春の節句・旧暦3月3日(4月3日)に、各家庭で餅米を石臼で挽いて醤油餅をこしらえとったんよね。米粉に醤油と砂糖を入れて練り上げ、丸めて蒸して出来上がり。 雛祭りの翌日には、雛祭りで具えられた醤油餅などのお菓子を持ち寄って、山や河原で遊んだり、お篭もりなどをする「ひなあらし」(ひなおくり、いそあそび、おなぐさみとも言う)の行事が行われとったんじゃが、今でも行われとるんじゃろか? |
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日切焼
(松山市湊町 沢井本舗) |
太鼓饅、大判焼とも言うが、伊予鉄松山市駅前で売りよるんは、「日切焼」と呼ぶしかないわいねぇ。
花園町の通りと三番町との交差点のところに、ハンドメイド材料・器具の店「松山丸三」があるが、この店が「大判焼」の元祖らしいわい。 昭和33年に「大判焼の素と器具」を開発し、これが大ヒットとなったんじゃと。大判焼のルーツが松山にあったとは意外なもんじゃ。 |
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坊っちゃん団子
(松山市) |
松山市道後湯之町にある「つぼや菓子舗」が元祖らしいわい。
松山市枝松の亀井製菓なども作っとる。 緑茶色、黄色、茶色の3色の団子。松山土産の定番とも言えらいね。 夏目漱石の「坊っちゃん」も、道後温泉からの帰りしに食べた言わいねぇ。 |
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坊っちゃん湯
(松山市枝松 亀井製菓) |
道後温泉本館100周年を記念して作ったらしいぞな。 | ||||||||||||||||||||
労研饅頭
(松山市勝山町 たけうち) |
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温泉煎餅
(松山市道後湯之町 玉泉堂) |
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潮煎餅
(松山市道後湯之町 玉泉堂) |
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なも柿(松山市 高砂本舗) |
登窯の里
(伊予郡砥部町 春泰堂) |
砥部の歴史ある登窯をいつまでも大切にという願いを込めて命名したらしいわい。
全国観光土産品連盟推奨品とか。 春泰堂では「砥部丸くん」「柚かすてら」「砥部慕情」などの和菓子もこしらえておるぞね。 |
紅姿まんじゅう
(伊予郡中山町) |
国道56号線脇にて製造・直販していた。今では店は潰れてしもとる。 |
おもご饅頭
(上浮穴郡久万町) |
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おこう饅頭
(上浮穴郡久万町 坪谷松栄堂 ) |
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おくま饅頭
(上浮穴郡久万町) |
志ぐれ
(大洲市 富永松永堂) |
忠八もなか
(八幡浜市 吉見菓子舗) |
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忠八の里
(八幡浜市 後藤菓子舗) |
四ツ太鼓
(三崎町 田村菓子舗) |
・「三崎町銘菓」、「縁起のいいお菓子」がキャッチコピー。 |
うにまんじゅう
(三崎町 田村菓子舖) |
・全国菓子博覧会名誉金賞受賞!
・わしゃ、ウニをよう食わんのじゃが、果して饅頭はどがいな味に仕上がっとるのじゃろう?包みを開けたら磯臭いんじゃろうか?と興味は湧いてくるけん不思議なもんじゃのう。(「恐いもの見たさ」っちゅうやつですらい。) |
文楽
(肱川町鹿野川 福栄堂菓子舗) |
小判型の皮に粒餡がざっくり詰まった最中。
ネーミングは、多分「大谷文楽」からとった思わい。 |
山田屋まんじゅう
(宇和町) |
山田屋は初代高辻源蔵が24歳のときに創業したんよ。
創業は慶応3年(1867)っちゅうから、130年の伝統を誇るわけじゃね。 創業に関してはこんな謂れがあるっちゅうことじゃわい。 「慶応3年、宇和町の商家に一人の巡礼が現れて一夜の宿を請うた。主は快く巡礼の願いを受け入れて手厚くもてなした。 巡礼は礼として、主に饅頭の製法を教えた。半信半疑ながら教えられた通りに饅頭を造ってみたら、近在では味わえない美味しい饅頭が出来上がった。 主は日頃信心している町内の山田薬師が姿を変えて教えてくれたと信じ、「山田屋」の屋号で開店した。」 北海道十勝産の上質の小豆を丹念に練り上げて造られたこし餡が、白い薄皮に包まれて薄紫に透けて見える一口饅頭。 吉田茂元首相(1878〜1967、高知県出身)も大層お気に入りだったとか。 |
まゆすがた
(野村町) |
ミルクとシルクの町、野村町。その名の如く、御蚕(おかいこ)の繭の形をした最中で、濃い目の甘さの粒あんが甘党の人にはたまらんっ! |
善助餅
(津島町 浜田三島堂) |
獅子文六の小説、「てんやわんや」に登場する餅好きの越智善助に因んだ「善助餅」。 |
真珠もなか | |
真珠羊羹 | |
かわうそもなか
(城辺町梶原製菓) |
北海道産の小豆を使用した最中。かわうその体型を象っている。 県獣「ニホンカワウソ」は今何処に...。 |
カツオもなか
(城辺町) |